本ゼミ記録


2023.01.09

 

2023年度江口ゼミ最終日!

 

今回は今年度2年江口ゼミの最終日でした。いつもの新聞発表に加えて、やり残したことや全体の振り返りを行いました。

 

【新聞発表】

本日の記事は環境保護のために富士山の五合目まで通っている道路を路面電車に変える計画の是非についてです。一人一人が車を使うよりは環境にいいのは確かですが、高すぎる費用と運賃、採算が取れる保証のなさ、雪の影響への対策の不足など課題が多く、反対の声が多くあるのが現状です。各所で徴収している料金を高く取ったり、途中から車ではなくバスを利用させたりするなど実現可能な方法から取り組んでいく必要があるのではないかと感じました。

 

【自主フィールドワークのプレゼンの評価とプレゼンのポイント】

発表の振り返りで一番印象に残ったのは、パワーポイントそのものが最もよく見られるということです。発表そのものも大切ですが、資料を読んだだけで伝えたいことが伝えられるようなものを作ることに一番意識を割くべきなのだと知ることが出来ました。

 

一年間ありがとうございました!記事の執筆を通して、授業内容のより深い理解に加え自身の表現能力の向上を得ることが出来ました。読んでいただいた方にも何かの学びがあったのなら幸いです。それでは、来年度の江口ゼミも宜しくお願い致します!


2023.12.19

 

発表本番!

 

本日のゼミでは以前行った自主フィールドワークの発表を行いました。

覚王山など同じ場所を巡っているところでも、
それぞれのグループによって着眼点が異なっていたのが非常に興味深かったです。

また、以前発表していた計画では体力がもつかと思っていましたが、予定通りに行えたようでよかったと思います。
これで全員が参加しての2年ゼミは最終となります。

「名古屋を深く知る」というテーマをクリアできたのではないでしょうか…


2023.12.05

 

新聞発表祭り開催!

 

 今回は新聞発表祭りということで、一コマ丸々使って新聞発表を行いました。その中で特に印象に残った二つを紹介します。

 

【不登校の理由、教師と生徒で食い違いが発生】

不登校の理由を教師、生徒それぞれにアンケートを取ったところ、『いじめ』と回答した教師が1%を切っていたのに対し、生徒は約25%を占めていたことに関する記事です。このような結果になったのは、『いじめ』に対する認識の違いや保身、忙しさや扱いの難しさによる放置など様々な要因が考えられます。このことから、いじめをなくすためには教師と生徒それぞれの教育を見直す必要があると感じました。

 

【有名野球選手による後輩へのパワハラ】

楽天の野球選手のパワハラが、後輩の選手の告発によって明らかとなり契約を切られたことに関する記事です。その選手は確かな成績を残していたこともあり、何人もの選手が被害にあっていたにもかかわらず中々相談することが出来なかったそうです。実力主義の業界である以上、成績をまだ残していない選手の方が切り捨てられるのではないかと不安になった結果だと思われます。実力主義が悪だと言い切ることはできません。しかし、それを理由にパワハラのような人の心身を傷つける行為が許されるわけではありません。早期発見が出来るように、どんな組織でも適切な相談機関の設立が必要だと改めて感じました。

 

今週末は自主フィールドワーク本番です!予習をしっかり行い、より良い学びが出来るようにしていきます!


2023.11.28

 

計画発表!

 

本日の本ゼミでは12月中旬に行われる自主フィールドワークの行程(計画)発表を行いました。

星ケ丘、鶴舞、八事、千種とグループ各々で設定した行先で定めた目的を達成するための行程を組み、

フィールドワーク当日への準備が着々とできているようでした。

長時間歩いて体力がなくならないか心配な部分もありますが…

フィールドワーク本番後の発表が気になるところです。


2023.11.21

 

フィールドワークの計画をしよう!

 

今回は、新聞発表と自主フィールドワークの計画立てを行いました。

 

【新聞発表】

今回取り上げられたものの一つ目は、救急車の有料化に関する記事です。東京都では救急車の出動が過去最大となり、救急隊員の過労による事故も発生しています。虫歯と言った緊急性を要しないものや、病院までのタクシー代わりに救急車を要請する事例も少なくないのが現状であり、いかに救急隊員の負担を軽減するかが求められています。しかし、有料化を範囲や対象がどうであれ実装してしまうと、心理的ブレーキがかかってしまい助かるはずの命が失われてしまう危険性があります。そのため、有料化以外の方法で救急車の出動を減らせる方法はないかを真剣に考える必要があるなと感じました。

二つ目は、結婚相手との出会いにマッチングアプリが四分の一を占めるようになったことに関する記事です。結婚への価値観が強制的なモノから自由なモノへと現在は変わってきています。それがお見合いや結婚相談所よりもマッチングアプリが選ばれる要因になっているのではないかと思いました。また、先生によると社内恋愛が現在ではほぼ不可能な状況になっているそうです。出会いがマッチングアプリであれそれ以外であれ、大切なことは本当に生涯を共に出来る人と結婚することなのかもしれません。

 

【フィールドワークの計画】

サブゼミでまとめたことを活かし、本日はグループ分けと大まかな日程などを決めました。もちろん自分の学びを深める場所に行くのが一番ではありますが、行き先がある程度まとまっていたことでグループを作ることが出来たのは幸いでした。同じ場所でも複数の見方から見ることが出来るので、複数人でのフィールドワークの方がよりよい学びが得られるのではないかと思います。来週の計画発表で自信が持てるよう、しっかり話し合いを行っていきます。


2023.11.07

 

効果的なフィールドワークのために

 

今回は、前回行なったフィールドワークの振り返りと自主フィールドワークの事前学習を行いました。

 

【新聞発表】

今回取り上げられたものは、いただき女子や彼女が貢いでいたホストが逮捕された記事です。いただき女子はSNSなどで発信活動もしていた方で、これまで表に出てこなかった夜職の人たちや援助交際、パパ活が一般の人々の目につくようになったことが特に注目されました。どのような人生を送るのかはその人自身の自由ではありますが、夜の世界に憧れるような人が出てくるのは心身の健康的にも成長的にも問題があると考えます。こういった人たちが出てきたの要因がSNSの発達にあるのか、それともまた別のなにかがあるのかしっかり調べていきたいと思いました。

 

【フィールドワーク振り返り】

フィールドワークの振り返りでは、各々が感じたことを発表していきました。特によく挙げられていたのは水上バスについてです。良い面もありますが街の発展の要素となり得ないという意見が多かったです。港周辺は人を呼び込む素材が多くあります。強みや弱みを明らかにしたうえで、より人を呼び込める名古屋を作れるように考えていきたいです。

 

【フィールドワークのポイント】

自主フィールドワークの事前学習として、先生が意識しているフィールドワークのポイントを伝授していただきました。思っていたよりも調べることが多いと感じた一方、これまでの授業で街というものは多くの要素が詰まっていることを実感してきたので、このくらいやらなければ効果的なフィールドワークをすることが出来ないのだと思いました。今まで先生がやってくださっていた部分を今度は自分たちでやらなくてはならないので、不足がないように準備をしっかり行っていきたいです。


2023.11.05

 

名古屋の港の発展とは

 

今回は、中川運河やガーデンふ頭、金城ふ頭など名古屋の中でも海に面している地域を中心にフィールドワークを行いました!学んだことの中でも特に印象に残ったものをここでは紹介します!

 

【ささしまライブ】

このエリアは新幹線、電車、高速道路に囲まれているだけでなく、名古屋駅から近いとは言い切れない距離のため家としても会社としても不人気になっています。現在は騒音が障害にならず、名古屋駅周辺に競争相手が少ない映画館やライブハウスが活気づいている印象でした。個人的な意見としては、レジャー施設としての側面を強める方針で発展していくのが最も適しているのではないかと考えています。やはり家や会社の場所としてはさすがに条件が悪すぎるので、別の方向からアプローチをかけていく必要があると感じました。

 

【ガーデンふ頭】

このエリアはかつて港を観光地にしようと名古屋市が力を入れていましたが上手くいかず、中途半端に観光地になった場所だそうです。歩道もかなり広く作られていますが、それを十分に活かせていない状況です。ここを発展させる一番効果的な方法は、水族館の周りに商業施設を増やすことが考えられます。買い物できる場所が多く在れば、地元住民も含めてそれなりの経済規模を生み出すことは不可能ではないと感じました。しかし、海が近いため地震や津波のリスクを考えると出資者を呼びかけるのは困難になるのではないかと思います。

 

【藤前干潟】

野鳥が多く見られるこのエリアは、立地としては駅からも近く競争相手も少ないというメリットがありますが、開発に力を入れられていない為商業施設がほとんどないのが現状です。野鳥や自然の保護といった観点だけでなく、レジャーを楽しむ場所として売り出すためにSNSなどを使った広報活動を行ったり、人が増え企業が進出するまでは市の方で食品などの販売施設を作るなど発展の方法はいくつか考えられます。ただ、その過程でごみ捨てなどにより水が汚れてしまっては元も子もないので、自然保護のための対策は徹底したうえで行っていく必要があると感じました。

 

今回学んだことを活かして、復習やこれからの活動を行っていけるようにしていきます!


2023.10.24

中川運河今昔、そして未来へ

本日はフィールドワークに向けての予習を行いました。

【新聞発表】

「あしなが育英会 奨学金半数不給付に」

奨学金支援を行っているあしなが育英会への申請者が急増したことで申請者の半分ほどの1,400人が不給付になってしまっているという話題です。

近年では物価高騰などもあり進学費用も高くなっていますが、こういった余波が支援する側にも来ているというのは意外であり、驚きでした。

「名古屋市認可保育園での虐待認定」

昨今幼稚園保育園こども園での保育士の虐待が問題となっている中で名古屋市にある認可保育園で起きていた虐待行為が虐待として認定された出来事です。

保育士の収入は看護師など他の人の命を預かる仕事に比べて低い現状でありながら業務の負担が大きいことで保育士不足となり問題となっています。

単に保育士の給料を上げればいいとの声もありますが、それを行った場合公立の施設であれば保護者の負担が大きくなることもあり、なかなか上がらない現状があります。

国も改善することは言っていますがまだまだ道半ばであり、環境改善は大変です。

【授業内容】

中川運河は名古屋市の都市計画運河網の一つとして計画され、昭和5年に開通しました。

かつてのピーク時は取扱貨物量が400トンを超えていましたが、貨物輸送の主流が陸送へと変化したことで中川運河は徐々に衰退し、現在では1日数隻の小型タンカーが往来する程度になってしまっています。

そんな輝きを失ったかのように見える中川運河ですが、新たな観光地となるかもしれません。

中川運河の玄関口である「堀止」周辺にホテルなどを開業する計画が発表されました。この堀止エリアはささしまライブに隣接していることからささしまライブ周辺に来た人を集客できるのではと考えられています。

また、名古屋市によると上流は「にぎわいゾーン」中流を「モノづくりゾーン」下流を「レクリエーションゾーン」として今後10年かけて整備することが発表されています。

名古屋都心で唯一の水辺空間は新たな観光スポットとなることはできるのでしょうか。


2023.10.16

フィールドワーク振り返り

本日はフィールドワークの復習を行いました。学んだことを活かせるような案を出すために、皆で頭を振り絞りました!

 

【新聞発表】

 今日の新聞発表は、授業中にトイレに行きたがった小学校一年生の生徒数名への指導の結果、不登校や転校させてしまった先生についての記事でした。確かに、授業中にトイレに行くことは好ましい行為ではありません。しかし、生理現象を縛ろうとすることは不可能ですし、ましてや小学一年生だと今までの経験から「この休憩時間中にトイレに行かないといけないな」といった判断がまだ付かない時期です。それなのに子供たちを必要以上に傷つけるような叱り方は教師としては不適切なように感じます。しかし、このような問題を起こしたとしても先生の不足により、時間を置けば再び現場に戻ってくることが出来るシステムになっていることが現在問題視されています。教育や介護は生命や国の将来に関わる重要な仕事であるにもかかわらず、市場外の部分が多いためか給料や働く環境がなかなか改善しない仕事でもあります。大切なのは、これらの仕事に魅力を感じ意欲的に取り組む質の高い人材が入るように、その環境を変え志望者を増やしていくことが大切なのだと思いました。

 

【フィールドワーク復習】

 先日行った名古屋場周辺のフィールドワークの予習として、これまで学んできたことを踏まえ名古屋市の観光面での発展戦略についてグループごとに話し合いました。多く挙げられていたのは名古屋城と栄(大須)を強化していこうという意見です。既に多くの人が訪れている場所ですが、他県からの観光客を呼び込めるかという点で考えるとまだ課題があると学んだことを活かした考えが見られました。また、SNSでの広報の強化、人情ある町として売り出すなどが挙げられていました。名古屋市では今、リニアの登場によって視点を変えた観光まちづくりが必要になっています。市や企業の動きを注視しながら、新しい発展の仕方を模索していきたいです。


2023.10.07

名古屋城・四間道・円頓寺フィールドワーク

 

本日のフィールドワークでは、地下鉄名古屋城駅を起点とし名古屋城・四間道・円頓寺商店街を経由して名古屋駅まで歩くルートで行いました。

 

名古屋城

名古屋城ではこの日から名古屋城秋祭りが開催されており、多くの来城者がいて非常に賑やかでした。また、名古屋おもてなし武将隊の方々には多くの列ができていることからも人気の高さを強く感じました。

ですがその一方で、多くの来城者に対応しきれていない面や、東京などの他の観光地と比べて外国人観光客の数が少なかったことも見られたことからこれらは課題であるとも感じました。

 

四間道(しけみち)

四間道は名古屋城の西側、西区にある商人町です。

慶長15年(1610年)清州城から名古屋城へと引っ越すにあたって清州のまちも移転することになりました。「清州越(きよすごし)」と呼ばれています。この地区は清州越商人の町として生まれ、城下町へ食糧や資源などを供給する商家が軒を連ねて繁栄しました。

元禄13年(1700年)の大火の後、防火の目的と旧大船町商人の商業活動のため、道路幅を四間(約7メートル)に広げたことからその名がついています。

昭和61年に「町並み保存地区」に指定されましたが、既に他地方では保存が本格化している頃であり、出遅れた形となりました。現在では当時の建物を再利用したお店などが点在しています。

 

円頓寺商店街

名古屋城と名古屋駅の中間、四間道と交わるところに位置する商店街になります。

現在の名鉄瀬戸線が名古屋城の外堀を走行していたころは当時の終点、旧堀川駅から名古屋駅まで向かう道中にあったことから賑わいがありましたが、堀川~大津町間の部分廃止などが要因となって寂しい商店街となってしまいました。

現在では新しめのお店と風情を感じるお店が混在する商店街となっています。また、名前にもあるように円頓寺の門前町としての側面も持ち合わせています。

商店街周辺には高層マンションができているなど徐々に来る町から住む町への変化が見られました。

 

円頓寺商店街から名古屋駅までの間にある「なごのキャンパス」という施設はもともとは小学校だったものを統廃合を機にスタートアップ企業向けの施設として再活用している施設になります。

最近では名古屋市内にスタートアップ企業向けの施設が多くできており新たな経営者を生み出す環境づくりが顕著にみられるようになりました。

 

今回巡った場所は観光地的側面「来る町」の地区ですが、改善点や住む町への変化など時代の移り変わりを感じることができました。


2023.10.3

 

名古屋城の歴史!建設から再生まで

 

本日は今週末のフィールドワークの予習を行いました。充実した時間になるよう、下調べをしっかり行っていきます!

 

【新聞発表】

 一つ目は、神社やお寺のデジタル化についての記事です。観光地の周りの地元住民の方々との兼ね合いをどうしていくかの課題は、リニア開発による名古屋駅周辺の課題ともつながるなと感じました。神社やお寺のように参拝券の管理だけではリニアによる人の行き来は制御できないので、違った形で何かできないか模索してみたいと思います。

 二つ目は、アフリカ諸国に再び進出する日本企業についての記事です。日本には資源が少ない以上、その確保をどのようにしていくのかは重要な問題です。経済の知識だけでなく外交の力も必要になる複雑な課題ですが、自分たちにも関わることなのでその動きには注視していきたいです。

 

【フィールドワーク予習】

 今回のフィールドワークは名古屋城周辺ということで、その歴史や石垣、本丸御殿について学びました。その中で特に印象に残ったのは、文化財として価値のあるものとして残すのが正解なのか、建て直すことで当時の豪華さを再現するのが正解なのかについてです。観光客を呼び込むという観点で考えても、どちらにも需要があるので一概にどちらが最適とは断言できません。しかし、日本が地震大国である以上その危険がある場合は安全性を優先するべきだと思います。また、耐震工事のために文化財としての価値が半減する場合は、逆に後者の方に振り切って客を呼び込むことを検討していくのも歴史的財産を地域の復興に活かしていくには必要な考え方だと感じました。


2023.09.18

 

秋学期スタート!
~みんな夏休み何してた?~

 

本日のゼミは秋学期最初のゼミということで秋学期の日程確認を行った後、この夏休みどうしていたかをそれぞれ発表しました。

 

実家へ帰って地元の人と遊ぶ…

47都道府県すべて巡るべくあちこちへ旅行…

社会体験インターンの続きをリモートで…

初めての野球観戦…

 

十人十色の夏休みを過ごしていました。

 

発表後は3年ゼミ(現代社会演習1)の応募期間が始まっていたことから、3年ゼミに関しての質疑応答が行われました。

3年ゼミでみんながどのゼミを選択することになるかは分かりませんが、満足できるゼミ選びをしてほしいものです。


2023.07.23

 

春学期最終ゼミ!~今学期の振り返り~

 

本日は今学期最後のゼミでした!なので、今回はいつもの新聞発表だけでなく、今学期の振り返りも行いました。

 

【新聞発表】

 一つ目は、名古屋市が市内の小中学校でのキャリアの授業を支援することについての記事です。キャリア教育は子供たちの将来のために必要なものではありますが、どのような授業を実施していくかはよく考えなければなりません。小中学生の視点に立ち、彼らの知らないことに合わせより良い判断ができるようにするための材料を提供していくことが必要なのではないでしょうか。

 二つ目は、今増加しているヤングケアラーについての記事です。子供たちの進路を大きく制限してしまう社会問題ではありますが、当事者である彼らはそれが当たり前の環境だったが故に事態が表面化しないことが課題となっています。当事者が困っていないなら第三者が介入するべきではないのかもしれませんが、自分のために生きる道があることを示すことは必要なのではないかと感じました。また、現状世間からの認知度が低い問題なので、それを上げていくことも重要な課題だと思います。

 

【今学期の振り返り】

 今学期の自分の行動について点数をつけ、振り返りと秋学期の意気込みを一人ずつ発表しました。自分自身の行動を改めて考えるきっかけになっただけでなく、皆の心情も知ることができたとても素晴らしい時間でした。反省点をしっかり活かして、より有意義な秋学期にしていきます!


2023.07.04

 

名古屋の人たち~戦後名古屋を振り返ろう~

 

今回のゼミでは新聞発表を行った後、戦後の名古屋市民に焦点を当てた歴史について学びました。

 

・新聞発表

一つ目は、幼稚園・保育園の送迎バスに置き去り防止の装置を4月から夏までに設置するように通達されたにもかかわらず、6月までの実施率が半分しかない件についてです。補助金交付が遅れているとはいえ、一年間で2300件以上も発生している園児の置き去りへの対策は必須です。しかし、運転手の高齢化が進行している以上意識改革だけでは完全に防ぐことはできないと考えられます。人間の意志や精神に頼りきるのではなく、機械などの外部装置を活用していくことが大切なのだと思いました。

二つ目は、福島第一原子力発電所の汚染水の放出が夏に決定した件についてです。公明党の議員は、安全性が確保されていることを一般に広めていくことが重要だとコメントしていましたが、それでは解決しない問題があります。それは、福島の海で採れる海産物への悪影響です。いくら科学的に安全だと知ったとしても、人の感情がそれに追いつかなければ意味を成しません。政府が真に取り組まなければならないのは安全性を伝えていくことよりも、イメージを少しでも改善していくことではないのかと思いました。

 

・授業内容

戦後の名古屋では管理教育が多く行われていました。東京と大阪の間にある立地から、高速道路や新幹線などの他県が欲しがるインフラを自然と獲得、国際化とは無縁といった背景からか出る杭は打たれるような地域性が名古屋にはありました。しかし、オリンピック誘致での敗北やテレビ番組での扱いから、名古屋の人たちは次第に自尊心を失い内向きになっていきます。それは当時行われていた「NHK県民性調査」からも現れており、回答結果の傾向として「長い物には巻かれろの精神」が色濃く出ていました。

 

しかし、そんなマイナスの空気が立ち込めていた名古屋に変化が訪れます。90年代のバブル崩壊です。投資を好まない人の多い名古屋ではバブル崩壊による損害が軽微でした。そのため、相対的にポジションが向上し自尊心が次第に回復していきます。さらに、2000年代には名古屋嬢、名古屋めしなどが全国的に有名になります。そこに万博の開催やトヨタの好調、名古屋駅発展なども合わさり名古屋ブームが到来したのです。大須や天守閣のできた名古屋城、レゴランドなどの観光スポットも出現し、名古屋は依然と比べて明確に明るい方向へ変化していきます。さらに、先述したような出る杭は打たれる地域性や教育の影響のため他県よりも圧倒的に低かった有名芸能人の輩出数も、改善しつつあります。

 

まちづくりおいて抜け落ちてしまいがちな「人」を改めて学び、その大切さと重要性を再認識することが出来ました。先生もおっしゃっていましたが、有名芸能人が増えてきたことと都市としての魅力が向上してきたことは決して無関係ではないと思います。今の名古屋にできることを提案するだけではなく、未来の名古屋のためにも住んでいる人たちが自分の住む場所を好きになってくれるようなまちづくりを考えていきたいです。


2023.06.27

行政とAI

 

本日のゼミでは、新聞発表を行いました。

「名古屋市、業務効率化にchatGPT使用」

最近世間を騒がせているchatGPTをはじめとした生成AIと呼ばれるものはいくつかの自治体で試験段階になっているところもあるようです。要約などきちんと指定をさせた命令を下せばAIは十分に能力を発揮しますが、生成AIは間違った・不正確な情報をあたかも正しいかのような文章を生成します。また、書き込んだ個人情報に関する問題など様々な問題を抱えています。

良い点は生かせばよいですが、果たして頼り切って本当に良いのでしょうか。

 

「愛知県警 自転車赤切符1.5倍に」

自転車の交通ルールが厳罰化されて久しいですが、未だに違反や事故は絶えません。

特に赤切符を切られた662件のうち500件ほどは一時停止義務違反や信号無視で切られているようです。

現行法では自動車と自転車の事故で明らかに自転車に過失があるのにも関わらず自動車に過失割合があることもあるようでこの点では時代に合わせて変えていく必要があるのではないでしょうか。

また、複数回警察に指導されると裁判所に出頭や安全講習などのペナルティがありますが、なかなか周知されていない現状があるのだと感じました。

自転車で誰一人悲しいことに遭わないようになる日は来るのでしょうか…


2023.06.24

 

第三回フィールドワーク 

~大須・金山編~

 

今回のフィールドワークは、大須と金山駅周辺を周りながらその歴史やこれからの発展について先生からお話を聞きました。春学期最後のフィールドワークになります。二つとも普段からよく利用するエリアですが、今の形になるまでに様々なドラマがあり、歴史の深さを感じました。その中でも今後のまちづくりに活かせそうなエピソードを紹介します!

 

【大須】

 大須は昔から形を変えながら人を集めてきた場所ですが、戦後映画館中心となっていた影響でテレビの普及と共に急速に失墜してしまいました。しかし、昭和50年代頃パソコン屋さんなどの電子系の店(アメ横ビル)が活気づくと、そこから関連するお店がどんどん増えていきます。さらに、地元の人とともに大須を盛り上げようとする人が外部からやってきたことで、大須大道芸まつりなど新しい取り組みを次々と取り入れ、多様な年代の人が大須にやってくるようになりました。時間はそれなりにかかったそうですが、今の賑わいを形成するにまで大須は成長することになりました。

 このように、大須が再興を果たせた最大の要因は外の人を拒まなかったことにあります。一般の商店街はよそ者を受け入れないのが普通ですが、大須はどんなものでも受け入れたため今のような人を集めるスポットがいくつも集まる場所になったのでしょう。また、現在では外国の人がお店を経営することも増え、さらなる集客への一助となっています。

 ただ、マンションの浸食による住む街化や若宮大通が大須と栄を分断してしまっており、本来見込めるはずの集客を逃してしまっているなど、現在も問題がないわけではありません。これらの問題は栄や熱田神宮にも共通しており、名古屋での街づくりを考えるには避けては通れないと思いました。

 

【金山 日本特殊陶業市民会館と古沢公園】

 日本特殊陶業市民会館は立て替えが決まっており、ホール数が増え階層を増やすことも検討されています。利便性の高い金山駅の近くにあるからこそ、その活用方法が今後の街の発展に大きく影響することが考えられます。

 一方、名古屋特殊陶業市民会館の隣には古沢公園というスポットがあります。市民会館の建て替えで潰される予定のこの場所は、近隣の保育園の遊び場になっています。子供の健やかな成長のために欠かせない外での遊び場を、人の来る街をつくるために潰してしまっていいのでしょうか。どこまで来る街と住む街を共存させるのかはまだまだ議論が必要だと感じるエピソードでした。

 

他にも名古屋都市センターの美術館や芝居小屋、水曜日のアリスなど、知らなかった大須と金山の姿を知ることが出来たフィールドワークになりました!これまで学んだことを活かして、残りの授業も有意義なものにしていきます!


2023.06.13

 

金山・大須予習回! 

~昔の姿とこれからへの期待~

 

本日のゼミは、新聞発表とフィールドワークの予習を行いました。

 

今回発表してくれた記事は、日本に受け入れる難民に関する法律「改正入管難民法」についてでした。他国に比べて厳しい日本の難民認定ですが条件の問題だけでなく、日本語一強故の言語の壁の厚さや国民の意識が要因となっています。しかし今後の日本の人口減少を考えると、外国人の方々に日本に住み働いてもらうことが必須になると考えられます。異なる文化、言語を使う人が日本で上手く暮らせるようにするためにはどうすればいいのか考えていく必要があると思いました。

 

続いて、フィールドワークの予習として金山・大須の歴史やこれからについて学びました。その中でも金山についてのお話には何度も驚かされました。例えば、金山駅の周辺には昔場外馬券売り場などがあり今の若者が多く集まる姿と正反対であったこと。周辺の土地の多くを名古屋市が所有していること。利便性が名古屋の中でも特別優れており、名古屋駅に劣らないレベルであることなどです。金山も大須も昔と今では姿が大きく異なると同時に、今後の発展に期待されているという特徴があります。今回学んだことを踏まえた上でどのようにまちづくりをしていくか想像しながら、有意義なフィールドワークにしていきたいです。


2023.05.30

 

栄にとっていい未来は住む街?来る街?

 

本日のゼミは、新聞発表とフィールドワークの振り返りを行いました!

 

今回取り上げられた新聞記事は二つでした。

一つ目は、救急車を電話ではなくLINEで呼べるようにする新しい取り組みについてです。普通なら近くの緊急搬送の際に病院が見つからず、患者の状態が悪化してしまうことを防ぐ狙いがあります。しかし、LINEを使用することによる情報漏洩や、電話よりも本当に便利なのかなど課題もあるのが現状です。いずれ私たちやその家族にも関わることになる話題ですので、他人ごとと思わずしっかりと考えていきたいです。

二つ目は、宅配業界の人手不足についてです。コロナの影響で通信販売の利用者が増えただけでなく、再配達の多さもあり人員が追い付いていない状況にあるそうです。それらの問題を解決できるのが宅配ボックスです。賃貸マンションなどでは導入されつつある宅配ボックスですが、個人向けの宅配ボックスがすでにいくつも発売されているそうです。宅配ボックスには障碍者や高齢者など、身体が不自由のため在宅していても宅配業者に対応できない方にも便利なシステムです。まだ、宅配ボックスのメリットや支援金の存在の認知が足りていないと感じるので、それをどれだけ広められるかが今後のカギになるのではないでしょうか。

 

続いて、先週の土曜日に行った栄のフィールドワークの振り返りとして、今後栄はどのような街にしていくべきなのか分かれて議論しました。

私たちの意見としては、①商業施設と住む場所を分ける②名古屋との差別化のため住む街にしていく③来る街としての栄を強化といった3つの案がでました。来る街を強化するなら名古屋との差別化の徹底と交通の便の良さを、住む街にするなら治安の改善をする必要があり優劣をつけることはできません。しかし、何かしら変わらないといけないのは事実なので、様々な視点から最もよい街づくりを模索していきたいです。

 


2023.05.27

栄フィールドワーク~来る町か住む町か~

本日は前回の予習をもとに栄地区のフィールドワークを行いました。

 

栄といえばオアシス21やテレビ塔などの観光地がある所謂「来る町」の印象が強い中、近年ではHisaya-odori Park(久屋大通公園)の周辺ではマンションが建つようになり、徐々に「住む町」に変化しているのを強く感じました。

 

また、歓楽街としてとして有名な女子大小路・池田公園周辺の風俗街も巡り、道一つ変わるだけで街の性質が大きく変わるのに驚かされたと同時に、都市の裏側にはそのようなものが潜んでいるのは共通なのだと感じました。

栄は近年再開発が進んでいますが、工事中の中日ビルや栄駅地下街を直に見て、進んでいるところと進んでいないところの差が激しいように思えました。

 

栄エリアは松坂屋が自身の売り上げ減を心配し空きエリアに出店しなかったり、建物のコンセプトがバラバラな施設があったりとやや迷走しているようにも感じますが、今後来る町で維持するのか、住む町に大きくシフトするのか気になるところです。


2023.05.16

栄フィールドワークに向けて…

本日は次回行われる栄エリアでのフィールドワークに向けての予習を行いました。

 

・新聞発表

「不適切保育 昨年4~12月で914件」

昨今問題となっている保育園・幼稚園での不適切保育ですが、要因の一つとしては保育のストレス、そして保育士の給与が大卒の社会人と比べて5万円以上安いほどの安月給であることが要因として考えられます。また、自治体通報が義務ではないことも不適切保育がやまない要因の一つかもしれません。

やはり給与を上げて労働環境を挙げるべきですが、公立の場合我々の税金が上がるか、園児の親への負担額が上がることが必須であることから一層の論議が必要なのではないでしょうか。

「デイサービスの一角にカフェを併設する動き広がる」

一般的なデイサービスセンターは入居者からして会う人は同じ入居者とスタッフさんであるのが普通であることを考えると一般人を入れて入居者のご老人の方の会話相手になることで入居者のご老人の方からしても新たな出会いがあることでよい連鎖が生まれることに期待したいです。

 

・栄の歴史,再開発へ

名駅よりも昔から歴史を持つ栄地区ですが、近年ではJRセントラルタワーズの開業以降百貨店シェアをはじめとして様々な中枢機能が名駅に取って代わられたことでなかなか成長が見られませんでした。ですが、今後数年間で中日ビルをはじめとしたさまざまな施設が改装、再開発を迎えます。再開発手前の栄を実際にこの目で見て感じたいと思いました。


2023.05.02

フィールドワーク振り返り

 

本日は先日行った名駅フィールドワークの振り返りを行いました。

 

・新聞発表

「集客好調 周遊は道半ば」

これは5月に先行オープンから半年を迎えた長久手市のジブリパークに関する記事です。

先行オープン以来、県外国外から多くの来園があるなど集客は好調のようで、米「タイム」誌の「世界の最も素晴らしい場所」に日本で京都ともに名古屋が選ばれるなど注目が高まっているものの、一方で周遊する客は少ないようでチャンスを生かし切れていない状況が見られました。今後残りエリアの開業後に期待していた周遊ができるようになることを期待しています。

 

「フェーズフリーという考え方が注目」

フェーズフリーとは平常時と災害時という社会の局面を取り払い、普段利用している商品やサービスが災害時適切に使えるようにする価値を表した言葉で、2014年に提唱された言葉です。

この言葉を聞いたことは今までありませんでしたが、このような商品やサービスの場合、既存の安価なもので代替できてしまうことがあるので、そこでどのように差別化できるかということに今後注目したいです。

 

・名駅フィールドワークの振り返り

前回のフィールドワークではリニア中央新幹線の開通に伴う再開発が行われる名古屋駅及び名鉄百貨店周辺を探索しました。

それを踏まえて、現在計画されている名鉄名古屋駅及び名鉄百貨店にどのような施設を入れるべきかグループディスカッションしました。

各グループこのような施設やお店が入居したらよいだろうという案を考えましたが、

 

〇 リニア中央新幹線の開通で東京(品川駅)から40分で着くようになること

〇 再開発は名鉄百貨店のエリアだけでなく近鉄パッセを含む長さ約400メートル・高さ約180メートルであり、多くの敷地面積を持つ建物になる

 

ということを踏まえて案を考えることができていませんでした。

今後同様のグループワークが行われる際には今後どのような出来事が起こるのか、どのくらいの規模になるのかなどの情報を忘れずに取り組みたいと思いました。


2023.04.29

フィールドワーク名古屋編!

 

本日は初のフィールドワークとして名古屋駅で授業を行いました!

リニア開発予定地はもちろん、駅西銀座商店街などの西口周辺と大名古屋ビルや柳橋中央市場などの東口周辺両方を見て回り、それぞれの面から名古屋駅の過去と将来について考えました。

 

西口周辺では、リニア開発に伴い街がどのように変化しているのか、特定の商業施設が多いのはどのような歴史的要因があるのかについて学びました。名古屋駅のウラの部分である西口周辺を盛り上げていきたい一方、住民の方々にとっても幸福になれるまちづくりとは何なのか考えさせられる時間になったと思います。

 

東口周辺では名古屋駅だけでなくJRゲートタワーや柳橋中央市場などを実際に訪れ、それぞれの歴史や問題点についてご教示いただきました。

私は特にJPタワーについてのお話が印象に残ったので、紹介させていただきます。JPタワーは名古屋駅のすぐ近くという強い魅力のあるオフィスビルとして売り出したにもかかわらず、テナント集めに苦労したそうです。その原因は、名古屋の人々の時間感覚を理解していなかったことから来たものでした。JPタワーの失敗から、まちづくりにおいてその土地の人々の感覚や習性などを理解することがどれだけ大切なのか学ぶことが出来ました。

 

今回のフィールドワークを通して学んだことを次回の授業に活かし、名古屋のこれからについてしっかり考えていきます!

 

 


2023.4.18

フィールドワーク準備!~地域構造からみた名古屋圏の変化~

 

今日から本格的に授業が始まりました!

今日の授業では来週のフィールドワークに向けた準備として、名古屋圏について改めて学習しました。昔は栄の方が発展していたのに、なぜ現在では逆転してしまったのかを歴史と共に確認し、これからどのように発展していくのか知ることが出来ました。

 

・新聞発表

1.学校によるいじめの隠ぺいについて

 出世に響くから、あの先生が困るからという理由で子供の人生が蔑ろにされてしまうことは許せないと思います。しかし、人間の心理はそう簡単に変えられるものではありません。江口先生は「いじめを報告した人が知られることのないようなシステムをつくるべき」とお話されていました。対策を研修などで済ませてしまうのではなく、システムに組み込んで防止するというのは他の様々な問題でも同じことが言えると考えられます。

2.文書交通滞在費のその後について

2年前に話題となった文書交通滞在費の払い戻しについて、なにも進展していないという記事でした。この話をまた復活させるのは個人の力ではとても難しいことです。しかし、だからこそ選挙の候補者のことをしっかりと調べ投票することは欠かしてはいけないと強く感じました。

 

・名古屋圏の歴史とこれから

 JRセントラルタワーズの開業を皮切りに、名古屋の外から人が集まり現在の規模にまで発展した名古屋圏。国鉄の民営化も追い風となり、名古屋圏の都市構造が変わるほど大きな影響力を持つようになりました。リニア開業で発展すれば、人口流入はさらにすすむと考えられるそうです。フィールドワークで今回学んだことを確認するとともに、これからの名古屋駅の発展について考えが深められるようにしていきたいです!


2023.4.11

2年ゼミスタート!

 

新年度2年ゼミがスタートしました。

今年度は初回から対面授業となりました。

今回はオリエンテーションとして主に以下の事を行いました。

 

・白地図テスト

昨年度より課題として出されていた、愛知県内の市区町村を覚えたか確認するテストを行いました。
名古屋市内全16区と愛知県内からランダムで25問が出題されました。

 

・新聞発表

初めて新聞発表を体験しました。

今回取り上げた記事は「袴田事件」と「新学期準備の教員に関するアンケート」の2つを取り上げました。
初回でしたが多くの人が活発に参加するなど初体験とは思えないよい議論が行われました。